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椎間板ヘルニアはこむら返りの原因?ヘルニアがこむら返りを引き起こす理由を徹底解説いたします!


目次
椎間板ヘルニアとはどんな病気でどんな症状なのか?
椎間板ヘルニアとは腰痛の原因の中で最も多いと言われるほど身近な病気です。背骨の腰椎と腰椎の間にあるクッションの役割を持つ軟骨(椎間板)が変形して、組織の一部が飛び出してしまうんです。
そして、飛び出した椎間板の一部が背骨の近くにある神経を刺激して、腰や足などに痺れや痛みが起きるなどの症状が現れるんです。
椎間板ヘルニアが起きる理由は3つあるとされています。1つ目の理由は「環境」です。椎間板に大きな負担がかかる動作、姿勢を多くするような仕事、動きのせいで椎間板ヘルニアを起こしてしまうんですね。
例えば、ウエイトリフティングなどの重いものを持ち上げるスポーツや、事務職などの座っている時間が長い仕事、美容師などの前かがみになることが多い仕事です。
2つ目は「遺伝」です。もともと、椎間板が変形しているような体質とかですね。
3つ目は「加齢」です。年を重ねるほど椎間板にかかる負担はどんどん蓄積されていきます。また、水分が減っていくのも理由の1つです。生まれたばかりの赤ちゃんの椎間板には90%の水分が含まれていると言われていますが、70歳ぐらいになると65%にまで減少してしまうと言われています。
これにより椎間板の弾力性が失われて変形しやすくなってしまうんですね。
ヘルニアがこむら返りを引き起こす原因
先ほども触れましたが、椎間板ヘルニアになると背骨付近の神経を圧迫します。そのせいで足に痺れや痛みを感じるという症状が発生してしまいます。
この時、足の神経にも影響を与えてこむら返りを起こしやすくなってしまうんですね。足の神経が興奮しやすくなっている状態とも言えます。
こむら返りが筋肉が異常収縮を起こして、収縮し続けて弛緩しなくなる状態です。筋肉の収縮や弛緩は神経が深く関わっていますので、足の神経に影響を与える椎間板ヘルニアはこむら返りを起こしやすくなります。
ヘルニアを治してこむら返りを予防しよう!
残念ながら、椎間板ヘルニアは完治しない病気と言われています。その理由は椎間板の飛び出した一部は元に戻ることがないからです。
しかし、ヘルニアの痺れや痛みを取り除くことはできます。それは治療や手術でも可能ですし、自然に治ることもあるようんです。
なぜ、自然に治るのかというと、飛び出した一部を「マクロファージ」という白血球細胞が食べてくれるからなんですね。嘘のような話ですが、これは本当に起こるようです。
- 引用元記事の監修ドクター
- 東大医学部卒/医学博士
- 三上 貴浩先生
椎間板ヘルニアは、突出した髄核(ヘルニア部分)が完全に線維輪を突き破り、さらに後縦靭帯まで突き破って硬膜外腔に脱出すると、飛び出してしまった髄核がマクロファージやT細胞などに吸収され、ヘルニアは自然に縮小、消失する可能性が高いと考えられています。そのため、進行性の麻痺症状があるなど、重症の場合を除き、椎間板ヘルニアの治療は基本的に「保存療法」(手術をしない治療法)を選択することが原則です。
医療情報メディア【Medicommi】:「腰椎椎間板ヘルニアとは ~ 突然、腰に痛みが走る症状 ~」より引用
ヘルニアを放置すると危険!?ヘルニアの危険性とは?
ヘルニアは放置するととても危険な病気でもあります。放置して重症化すると、歩けなくなったり、痛みで座ることもできなくなったり、足が麻痺して上に上がらないなんてことも。
そして、最悪の場合手術をする必要もあるようです。しかし、手術して改善されるなら良いのですが、重症化すると手術でも治すことのできない場合があるようです。
ヘルニアを改善することがこむら返りを改善することにつながる
ヘルニアがこむら返りの原因の場合はヘルニアを改善しないと、こむら返りも改善されることはありません。
なので、病院の指示に従ってヘルニアを改善させることに集中しましょう。
こむら返りを予防する方法
ヘルニアの治療を続けていて、こむら返りが起きてしまう場合、少しでもこむら返りを予防したいですよね。
ヘルニアがこむら返りの原因の場合はヘルニアを改善しなければ、こむら返りが完全に改善されることがありません。しかし、予防策を取ればこむら返りはある程度予防することができます。
湯船にゆっくりつかろう!
湯船にゆっくり浸かることで、神経を落ち着かせることができます。また、体を芯まで温めることで血管が拡張して血行が良くなります。
血液は全身に栄養や酸素を運んでくれています。なので、血行が良くなり血液が全身に行きわたることで疲労回復の効果があります。
これらの理由から、湯船にゆっくり浸かることはこむら返りの予防に効果的なんです。しかし、ヘルニア持ちの方には湯船に浸かることで痺れや痛みがひどくなる方もいるようです。
これは、お風呂に入っている時の姿勢や、温まることで炎症の反応を強くさせてしまうからだと言われています。もし、痺れや痛みが悪化するようなら湯船に浸かるのはやめておきましょう。
痺れや痛みが悪化する場合のこむら返りを予防する方法
湯船につかれない方は、温湿布、貼るカイロ、蒸しタオルを使ってこむら返りが良く起きる方の足のふくらはぎを温めるとよいでしょう。
また、寝る時に足を冷やさないような格好で寝ましょう。半ズボンではなく、長ズボンをはくとか、長めの靴下を履くとか工夫しましょう。足が冷えるとこむら返りが起きやすくなりますので「冷え」は防ぐようにしておいた方がよいです。
