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高齢者ほどこむら返りになりやすくなる!?医師が話す高齢者のこむら返りの予防法と対処法


高齢者になるほどこむら返りを起こす可能性が高くなる!?
実は、こむら返りは年を重ねるほどなりやすくなると言われています。30代を超える方の50%がこむら返りを経験していると言われているほどです。
そもそも、こむら返りとは「筋肉の異常収縮」が原因で起こります。私たちが普段の生活をできているのは筋肉が収縮と弛緩を繰り返しているおかげです。そのおかげで立ったり、歩いたりできています。
しかし、それがうまくいかなくなり、筋肉が収縮し続け緩まなくなった状態がこむら返りです。そして、あの激痛が起こるのもこれが原因です。こむら返りはとても痛いですが、長時間は続きません。基本的に短時間で収まります。
高齢化によるこむら返りの原因とは?
では、年齢を重ねるとなぜ、こむら返りになりやすくなるのでしょうか?医師の見解を聞いてみましょう!
- 引用元記事の監修ドクター
- Doctors Me 医師
加齢によりこむら返りが起こりやすい人というのは、普段あまり運動をすることなくなった人が起こりやすいです。特に、普段運動をしないのに急に激しい運動をした時や、長時間の立ち仕事をすることにより、血中のバランスが乱れたときに起こりやすいです。
Doctors Me:「癖になりやすい! こむら返りになった時の対処法と予防法まとめ」より引用
高齢化が進むとこむら返りになりやすくなる原因の1つに、運動不足があります。運動不足の状態で長時間の立ち仕事や、急な運動をするとこむら返りを引き起こしやすくなります。
では、もっと具体的に高齢者がなぜこむら返りになりやすいのか。それを見ていきましょう!高齢化が進むとこむら返りになりやすくなる原因は3つあります。
高齢者のこむら返りの原因1:「筋肉が硬くなる」
人は高齢になればなるほど、どんどん筋肉が硬くなっていきます。それは、高齢化が進むほど運動をしなくなる傾向にあるので、運動不足が筋肉を硬くするのに拍車をかけている面があるのですが、基本的に人は年を重ねるほど筋肉が硬くなっていきます。
こむら返りが起きる原因は「筋肉の異常収縮」でしたよね。筋肉は硬くなると収縮や弛緩の反応が鈍ってきます。そうなるとこむら返りが起きやすくなってくるんですね。また、運動不足も筋肉の反応を鈍らせます。
高齢者のこむら返りの原因2:「持病が原因」
実は、病院の外来に来る48,5%が「65歳以上」というのをご存知でしょうか?(厚生労働省2015年12月発表)また、31%は「35〜64歳」が占めています。さらに入院患者の70%は「65歳以上」なんです。
それだけ、歳を重ねるほど病気になりやすいということですね。病気の可能性も高まりますが、このように持病を持つとこむら返りが起こる可能性も高まります。
例えば、こむら返りが起きやすくなる原因として有名なのは「糖尿病」です。糖尿病になるとこむら返りが起きやすくなると言われています。筋肉が萎縮してしまうのが原因です。
また、肝臓が悪くなると、こむら返りになりやすくなります。肝臓を悪くすると体のミネラルバランスが崩れるのでこむら返りが起きやすくなります。
他にも様々な持病がこむら返りを引き起こす原因になります。動脈硬化、高血圧、生活習慣病などなど。
高齢者のこむら返りの原因3:「体の機能の低下」
先ほどの高齢者が占める入院患者の割合を見てもらえればわかる通り、高齢化が進むほど体の機能が低下しますよね。人はいつか亡くなりますので、体の機能が低下するのは当然です。
体の機能が低下すると、筋肉の萎縮、「筋紡錘」や「腱紡錘」などの機能低下、運動不足、持病、などなどが起こってきます。そうなると、これまでの説明の通り、こむら返りを起こしやすくなってしまうんですね。
こむら返りの対処法
では、こむら返りが起きた時にどのような対処法をとるのが有効なのでしょうか?具体的な方法を医師に聞いてみましょう!
こむら返りが起きた時の対処法1:歩く
- 引用元記事の監修ドクター
- Doctors Me 医師
対処法1:歩く
最も効果的な対処法としては、緊張した筋肉を直接和らげるという方法です。こむら返りというのは、寝転がっているときに起こりやすいです。 一番簡単に治す方法としては、起き上がって、歩くという対処法です。
歩くという動作は、筋肉の伸縮がありますので、ストレッチと同じ効果があります。 自宅に一人でいるときにこむら返りになってしまった場合は、勇気を出して歩くことで、早期回復を望むことができます。ただし、痛みはかなり伴いますので注意が必要です。
Doctors Me:「癖になりやすい! こむら返りになった時の対処法と予防法まとめ」より引用
こむら返りが起きてしまった時の対処法として有効な方法の1つは「歩く」です。こむら返りが起きた時、筋肉は過度の緊張状態に入っています。なのでそれを和らげるためにも、歩いたほうがいいでしょう。
しかし、こむら返りはかなりの痛みを伴います。痛すぎて歩けない場合もあると思いますので無理をしない範囲で考慮しましょう!
こむら返りが起きた時の対処法2:ストレッチ
- 引用元記事の監修ドクター
- Doctors Me 医師
対処法2:ストレッチ
ストレッチにより筋肉を和らげる方法です。ストレッチをするときは、一人でやると思い切って伸ばすことができませんので、誰かに手伝ってもらうとよいでしょう。 上体を起こして、足を延ばし、つま先をつかんで体の方へ引き起こします。
誰かに手伝ってもらうときは、足の裏を自分の体に向かって押してもらうイメージです。固まったふくらはぎの筋肉をゆっくりと伸ばしましょう。
Doctors Me:「癖になりやすい! こむら返りになった時の対処法と予防法まとめ」より引用
こむら返りは筋肉が収縮し続けて緩まない状態になっています。なので、筋肉を和らげるためにもストレッチは有効です。アキレス健を伸ばすなどが有効でしょう。
ただ、急なストレッチを行うと危険ですので、ゆっくり伸ばすようにしましょう。ストレッチで痛みが引いても、そのままストレッチをある程度続けた方がいいと思います。
しっかりと筋肉を労ってあげましょう。また、近くに誰かがいる時は足を伸ばしてもらったりできますが、一人の時はなかなか難しいですよね。立ち上がりたいけど、痛すぎてできない場合もあります。
そんな時に一人でできるストレッチ法をご紹介しますのでぜひ参考にしてください!
こむら返りが起きた時に壁を使ってストレッチする方法
こむら返りが起きた時にタオルを使ってストレッチする方法
こむら返りの予防法
こむら返りに悩む方ならできるだけ予防はしておきたいはず。医師の解説と共にこむら返りの予防法を学んでいきましょう!
こむら返りの予防法1:ストレッチ
- 引用元記事の監修ドクター
- Doctors Me 医師
まずは、日頃からしっかりとストレッチをして、ふくらはぎの筋肉を柔軟にしておく方法です。 こむら返りになったときに対処法で紹介した、ストレッチを日頃から行うようにしましょう。 特に運動をした時には念入りに行うようにしてください。Doctors Me:「癖になりやすい! こむら返りになった時の対処法と予防法まとめ」より引用
筋肉が緊張状態にあるとこむら返りが起きやすくなってしまいます。日頃からストレッチをして筋肉をリラックスさせてあげましょう。
こむら返りの予防法2:定期的なミネラル補給
- 引用元記事の監修ドクター
- Doctors Me 医師
そして、次は運動をするときには、スポーツ飲料を定期的に補給して、ナトリウム、カリウムなどのミネラルを補給するようにしましょう。 水を飲むだけでは、血中のナトリウム濃度が薄くなってしまうので、効果的とは言えませんので注意しましょう。Doctors Me:「癖になりやすい! こむら返りになった時の対処法と予防法まとめ」より引用
ミネラルが不足すると、こむら返りを引き起こしやすくなります。なぜなら、ミネラルは筋肉の収縮に大きな役割を担っている栄養素だからです。
ミネラルを補給して、こむら返りを予防しましょう!
